感想 映画

旅猫リポート 【感想】微妙。猫映画というよりイケメン映画

投稿日:2019年8月9日 更新日:

2018年日本公開「旅猫リポート」

 原作は有川浩、主演は福士蒼汰、監督は三木康一郎。

 アニマル映画だと思ってみたら微妙なデキだった。

「旅猫リポート」あらすじ

野良猫だったナナは交通事故に遭ってしまい、猫好きの人のいい青年・悟(福士蒼汰)に救われる。その後5年間、ナナは家猫として悟と仲良く暮らしてきたが、ある事情から彼は愛猫を手放す決意を固める。そして新たな飼い主を見つけるため、彼らは悟の親友や初恋の相手などを訪ねる旅に出る。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/363644/story/

ネタバレ感想 猫映画というより福士蒼汰映画

 アニマルもので尺二時間って長いなーって思ってたら、そもそもアニマル映画じゃなかった。

 観る前からわかっとけよって話なのか。

 で、無駄が多い。

 わかりやすくするためなのか脚本の能力がないのか、会話も演出もいちいち説明説明でくどい。

 「ここまで説明しないと客はわかんないだろ?」っていうやつ。

 苦手

 邦画ってだけでなんとなく敬遠しちゃうのはこういう映画が多いから。

 猫は普通に好きだけど内容はのめりこめなかったな。

 猫が出ないシーンも多いし。

 人間ドラマの中に語り部としての猫が存在するだけ。

 「猫は家族だ大切だ」以上の発展がなく、猫側から物語にアクションを起こすこともない。

 猫のセリフも言わされてる感がすごい。

 つか喋んな。

 「ベイヴ」とか「ペット」とか動物メインの映画ならわかるけど人間ドラマでこれは手抜きだ。

 イケメン、病気、動物、「売れ線を出しときゃええんや」精神の映画は今後見ないように気をつけよう。

 途中にあった犬と猫の泥沼バトルを、青空カットに逃げずに撮ってたら好みでした。

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