火災のあった白川郷ですが、首里城に続く悲劇とはなりませんでした。
世界遺産の合掌集落への延焼はないということで安心している人が大勢いると思います。
そんな中で、首里城とは対照的に完璧な防火対策、防災訓練に注目が集まっています。
いったい白川郷ではどんな防災訓練・防火対策が行なわれたのか?
ということで、今回は「白川郷の防災訓練がすごい!完璧な防火訓練で延焼せず【世界遺産】」というお題で調べてみました。
白川郷の防火訓練がすごい!完璧な防災で延焼せず【世界遺産】
白川郷は非常に燃えやすいかやぶき屋根が特徴ですが、それだけに防災意識がかなり高く、今回の火事も早々に消し止められました。
それではどんな防火対策、防災対策が行なわれているのか見ていきましょう。
白川郷の防火訓練
まずは白川郷の防火訓練です。
これは動画があったので見ていただきましょう。
正直、見ていて楽しい防火訓練です。
どことなくパレード感があります。
燃やす方が無理ですね、これ。
一年に一度、合掌集落ではこのように無数の放水による防災訓練が行なわれています。
水の放物線が集落の頭上を描く様は圧巻です。
完璧な防災意識と、世界遺産を守っていく気概が感じられて感動的ですらあります。
それだけに首里城のずさんな防災対策が悔やまれます。
白川郷の防災対策
白川郷の防火対策は具体的にどんなことが行なわれているのでしょうか。
見るからに火事に弱そうなのが岐阜県・白川郷の合掌造り集落だ。管理する白川村役場の担当者も「かやぶき屋根は燃えやすいうえに消火しにくいという難点がある」と認めている。
「そのため地域の人が1日に4回、見回りの『火の番めぐり』をしています。白川郷では花火と歩きたばこは禁止。夏休みになると消防団が子供や若者に『花火をするなら集落から離れた河原やグラウンドで』と呼びかけています。77年から89年までの間に2億7300万円かけて放水銃を59基設置しました。高さ30メートルまで水を噴き上げます」(同役場総務課)
要約すると、
- 一日四度の見回り「火の番巡り」
- 花火と歩きタバコの禁止
- 消防団による呼びかけ
- 放水銃59基の大量設置
白川郷ではこれほどの防火対策が日々行なわれています。
どれだけ消防団が早く駆けつけようと、こういう日々の備えがなければ世界遺産も守れないということですね。
まとめ
ということで今回は「白川郷の防災訓練がすごい!完璧な防火訓練で延焼せず【世界遺産】」と題して、世界遺産白川郷の防火訓練がどんなものなのか、その完璧な防災意識を調べてみました。
世界遺産という歴史的価値を考えれば、白川郷の防災対策・防火訓練は当然と言えますね。
あまり何度も言いたくはないですが、聞けば聞くほど首里城との防災意識の差に目が行きます。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。