株式会社スタジオアルタ代表取締役社長嶋田正男さんが話題です。
伝説の国民的番組「笑っていいとも」の終了によって、その収録スタジオだったスタジオアルタは大きな経営危機に陥りました。
それを救ったのが嶋田正男さんその人です。
嶋田正男さんはどんな経歴、プロフィールの持ち主なのか?
ということで、今回は「嶋田正男の経歴プロフィール!スタジオアルタをいいとも終了から救った男」というお題で調べてみました。
嶋田正男の経歴、プロフィールは?スタジオアルタをいいとも終了から救った男
スタジオアルタの危機を救った嶋田正男さんはどんな経歴の持ち主なのでしょうか?
嶋田正男のプロフィール
嶋田正男さんはもともと伊勢丹のバイヤーとして勤務し、苦戦している地域店舗の立て直しの役割などを果たしていました。
その後、松山三越の取締役、伊勢丹浦和店の統括部長を歴任。
そんな輝かしい実績があるにも関わらず、役職なしで伊勢丹アウトレットの立て直しを任されるなど、精神的にかなりきつい時期があったようです。
伊勢丹関連会社のスタジオアルタへの異動を告げられたのは、そんな精神的にきつくも奮闘していた時でした。
嶋田正男さんは2017年、7億2千万もの赤字を計上したスタジオアルタの代表取締役社長に就任します。
そして2018年、わずか1年で7千万の黒字(8億円以上の営業利益)を上積みし見事V字回復を遂げたのです。
スタジオアルタをいいとも終了から救った男
嶋田正男さんはどのようにスタジオアルタを救ったのでしょうか?
嶋田さんの就任前、そもそも「笑っていいとも」からの賃料に頼り切っていたアルタスタジオは、
有楽町に劇場を手掛けるなどメディア&エンターテイメント企業への転換を図るも、慣れない新規事業の立ち上げに大変苦しんでいました。
また基幹事業のアルタビジョンも同じく、SNSや交通広告、渋谷駅の4面ビジョンも勝てず、退職者も出てくる始末。
嶋田正男さんが取締役に就任した直後は社内の雰囲気は最悪だったと言います。
嶋田さん自身も百貨店一筋だったため、畑違いの会社の立て直しに打開策の戦略がなかなか見いだせませんでした。
しかし、伊勢丹のサーキュレーションへの相談をきっかけに、逆転の道筋が描かれます。
それはアルタの強み「集め、広める」を再認識することでした。
アルタ前広場を利用したSNS拡散戦略などが功を奏したことで、新規顧客の受注が急増し、今回のV字回復に繋がりました。
アルタビジョンの価値はビジョンのスペックや立地そのものではなく、それらを使って「何を起こすことができるか」だと気が付いたのです。 それまで競合だと思っていたSNSは、実はアルタビジョンの価値を高めることができるツールだった。これが我々にとって大きな強みだと、改めて認識しました。
ライバルである渋谷の大型ビジョンと比較しても、渋谷のスクランブル交差点は規制が厳しいのに対し、アルタ前の広場では事前告知で人を集めることも可能です。つまり、チャレンジできる幅が広いんです。人を集めてSNSと連動した仕掛けで勝負できるのではないかと考えました。あらためて、リサーチしてみると、「アルタビジョンでこんな映像を見た」とSNSで発信している人の多さにも気付くことができました。
CMを何度も流すより、尖った映像を1回だけ流す方がインパクトもあるし、SNSでの拡散もされやすい。それに気づいてからは、料金表を説明するような売り方から、しっかりと事例をお伝えする売り方に変えようという方向性になりました。たとえば、某アニメの宣伝では、“○月○日、新宿アルタ前で何かが起きる!”と告知。想像を上回る人が集まりました。
そうした実績を積み重ねることで、営業担当の社員たちも商材への自信を取り戻し始めました。料金交渉に終始するのではなく、「アルタビジョンを活用するとこんな効果があります」と胸を張って伝えられるようになりました。結果として、短期間で業績も驚くほどの伸び率を見せることができました。
なんというか、嶋田正男さんの経歴は不遇の天才が成功を掴むヒーロー物語ですね。
ドラマ化したらかなり面白そうです。
まとめ
ということで今回は「嶋田正男の経歴プロフィール!スタジオアルタをいいとも終了から救った男」と題して、アルタのピンチを救った嶋田正男さんの経歴プロフィールを調べてみました。
簡単に閉店・撤退を繰り返す現代の日本市場において稀有な人物だと思います。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。