また一人、日本に天才児が現れました。
それが同志社国際中学校2年生の稲見晃一さんです。
なんとこの稲見晃一さん、13歳という若さでドイツ語技能検定試験一級にその年度最年少合格したのです。
すげー!
だってまだ中学2年生ですよ。
それでドイツ語技能検定試験一級って……。
と。
すごいのはわかるんですが。
実際のところドイツ語検定ってどのくらい難しいんでしょうか?
合格率はどんなもんなんでしょうか?
ということで、今回は「稲見晃一が合格したドイツ語検定1級の合格率は?どのくらい難しい?」というお題で調べてみました。
稲見晃一が合格したドイツ語検定1級の合格率は?めちゃくちゃ難しかった!
ドイツ語技能検定試験一級。
なんかすげーことは伝わるけど、具体的にどうすごいかと言われると戸惑ってしまいませんか?
ドイツ語はEUで最も話されている言語で、英語に次ぐ第2の言語とも呼ばれています。
しかし、日本人の自分的には英語よりずっと難しいイメージです。
例えば、英検一級とはどっちが難しいんでしょうか?
ドイツ語検定1級と英語検定1級の比較
ということで、簡単に英検1級と独検1級の比較をしてみました。
具体的には合格率と最年少合格者の比較です。
英語検定1級合格率
実施年 志願者数 合格者数 合格率 2014年 24,828 2,582 10.4% 2013年 26,454 2,738 10.4% 2012年 26,518 2,644 10.0%
ドイツ語検定1級合格率
実施年 受験者数 合格者数 合格率 2014年 245 25 10.20% 2013年 270 53 19.63% 2012年 223 28 12.56%
英語検定1級最年少合格者:9歳
ドイツ語検定1級最年少合格者:12歳(稲見晃一さんは2018年度最年少)
こうしてみると英検の方がやや合格率が低く、最年少合格者も9歳と化け物じみていますね(褒め言葉です)
しかし、そもそも受験する桁数も二桁違うので、英語のメジャー振りと独語のマイナー振りが目立つ結果にもなりました。
しかも独検の場合、受験者数の少なさから各年の合格率の平均が安定せず、上下動が激しめです。
例えば2003年は合格率20.07%ですが、1998年は合格率7.03%と英検も真っ青な合格率を叩き出しています。
英検の最年少合格者が9歳というのもすごいですが、毎年2万人以上も受験するわけで、受験者層の厚さも加味しなければなりません。
一概に英検と比較するだけでは独検の難しさは語れませんね。
ちなみに、稲見晃一さんが合格した2018年のドイツ語検定1級の合格率は12.44%でした。
ドイツ語検定1級はどのくらい難しい?
稲見晃一さんが合格したドイツ語検定1級はどのくらい難しいんでしょうか。
試験内容としては、
一次試験は筆記が120分、聞き取りが35分の構成。
二次試験は面接口述で、いくつか用意されたテーマから一つを選び、それについての質疑応答という構成です。
どのような試験なのか、独検公式サイトによると、ドイツ語検定1級とは、
- 標準的なドイツ語を不自由なく使える
- 専門的なテーマの文章を理解し、口頭で意見を述べられる
- 複雑なテーマについての対話やインタビューを理解出来る
- 複雑な日本語とドイツ語を、それぞれに訳すことが出来る
- 語彙制限なし(ひとつ下の準一級だと語彙5000語)
ということです。
これに加えてドイツ語の授業を数年以上継続的に受講し、ドイツ語を習熟していることが必要とされます。
稲見晃一さんは小学3年生から小学5年生までドイツで暮らしているため、そのような環境的な条件も満たしていますね。
とはいえ、当初はアルファベットもなんとか書ける程度だったと言います。
本人の努力がすごかったからこその合格なのは違いないです。
だって独学で合格ですからね。
ドイツ語検定1級に相当するテキスト自体なかなか見当たらないレベルで、生粋のドイツ人でさえ合格は難しいのです。
このようなドイツ語検定1級の内容や合格率を聞けば、いかに難しい検定かよくわかると思います。
まとめ
今回は「稲見晃一が合格したドイツ語検定1級の合格率は?どのくらい難しい?」と題して、ドイツ語検定1級の合格率を英検と比べてみたり、どのくらい難しいのかを調べてみました。
稲見晃一さんという天才児が合格したドイツ語検定1級の難易度がわかってもらえたでしょうか。
中学2年生、たった13歳の若さで12%の合格率の試験を合格という快挙。
めちゃくちゃすごいとしか言えない語彙力のなさを恥じようと思います。
稲見晃一さん、将来は日本やドイツにとどまらない、世界を股にかける立派で優秀なビジネスマンになるんでしょうか。
どんな人生にせよ活躍は間違いなしですね。
では、ここまでお読みいただきありがとうございました。