囲碁の上野愛咲美女流棋聖が、早碁棋戦「第28期竜星戦」で4強進出の快挙を遂げました。
性別を問わない一般の棋戦で女性が4強入りするのは史上初。
囲碁や将棋では一般的に男性の方が強く、女性が上位に上がることは少ないので話題になっています。
17歳にして女流棋聖のタイトルまで取っていますから、最強女子高生棋士であることは間違いありません。
そんな上野愛咲美女流棋聖の高校はどこなのか?
灘高やトッププロにも勝ったって本当?
ということで、今回は「上野愛咲美女流棋聖の高校は?灘高やトッププロに勝利した最強女子高生」というお題で調べてみました。
上野愛咲美女流棋聖の高校は?
上野愛咲美女流棋聖の高校はどこかと言うと、
ニコニコ動画で有名な角川・ドワンゴにより設立されたN高等学校です。
「N高」とも略されますね。
高校の住所は沖縄ですが、通学の必要はありません。
通信制の私立高校のため、授業や宿題の提出などはすべてインターネットを通じて行います。
この高校について、まさか上野愛咲美さんのようなプロ棋士が通っているとは思っていませんでした。
どちらかというとニコニコ動画が好きだったり、一般の学校には行きたくない事情があったり、いじめられっ子だったり、引きこもりだったりする子供たちのための高校、という勝手なイメージがあったからです。
一方でプロ棋士はもともと、囲碁や将棋に専念するために進学を諦めることが多かった。
時間を縛られるものを切り捨てる。
そのくらいの覚悟がなければプロの道では勝ち残れないというわけです。
そんな中で、N高校のような通信制で学べる時間や場所に融通が効く高校の存在はメリットが大きいんですね。
なので上野愛咲美女流棋聖も、N高校へ進学しつつ、プロ棋士としての活動も両立されているわけです。
結果的に早碁棋戦で4強入りという快挙を成し遂げているわけですから、この選択は間違いなく成功していますね。
通信制とプロ棋士は相性が良い、というのは、上野愛咲美女流棋聖の師・藤沢一就八段もおっしゃっていることです。
上野愛咲美女流棋聖は灘高やトッププロにも勝利!最強女子高生
上野愛咲美女流棋聖 vs 灘高
2018年に行われた灘高 vs N高の「第1回 囲碁NN戦」。
互いの高校の囲碁部による3対3の団体戦に、上野愛咲美女流棋聖も副将として参戦しました。
灘高と言えば兵庫の名門・日本屈指の難関校として有名です。
対するN高は先進的ではありますが、まだまだ歴史の浅い通信制の私立高校。
灘高の囲碁部を相手に勝てるんでしょうか?
結果を言ってしまうと、2勝1敗でN高の勝利でした!
もちろん上野愛咲美女流棋聖は勝っています。
というか、N高側の出場者は調べてみると全員プロ棋士なんですね笑
いくら灘高の生徒とはいえ、この選手層の厚さはアンフェアな気が……。
が、灘高側で一勝を上げた生徒は、院生(プロ候補生のようなもの)のトップだったため、なんだか囲碁部の団体戦と呼ぶにはスケールが違い過ぎる気がします。
上野愛咲美女流棋聖 vs トッププロ
上野愛咲美女流棋聖が史上初の一般棋戦4強入りを果たした早碁棋戦ですが、いったいどのプロに勝利したのでしょうか?
まず一回戦で元・名人タイトル保持者の高尾紳路九段。
続いて2回戦で十段タイトル保持者の村川大介十段。
タイトルを獲得したことのある正真正銘のトッププロたちを相手に堂々の二連勝を飾っています。
そもそも16強の時点で女流棋士は上野愛咲美女流棋聖たった一人。
そこからさらに4強まで勝ち続けちゃうんだからすごいですね。
この後準決勝、決勝と続きますが、決勝ではぜひ、日本最強の井山裕太棋聖との一戦が見てみたいです。
まとめ
上野愛咲美女流棋聖は囲碁をしながら進学もする、まさに次世代のプロ棋士の生き方ですね。
ということで今回は「上野愛咲美女流棋聖の高校は?灘高やトッププロに勝利した最強女子高生」と題して、上野愛咲美女流棋聖の高校はどこなのか、灘高やトッププロにも勝った最強女子高生たる所以を調べてみました。
上野愛咲美女流棋聖はN高出身で、進学と囲碁棋士の兼ね合いを考えた結果の進路でした。
灘高生にも勝ち、ワンピースで言えば七武海クラスのトッププロにも勝利するなど、女子高生棋士最強と呼んでしまっても過言ではないでしょう。
一般の棋戦で女流棋士が活躍すること自体あまりないことなので、4強進出の快挙で今後の活躍も期待せずにはいられませんね。
史上最年少のプロ棋士、仲邑菫さんなどもいますし、囲碁の女流棋士の未来は明るいです。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。